スポンサーサイト

--年--月--日 --:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

爆弾の行方~part3~

2007年10月31日 01:06

いろはの発作原因を探るシリーズ第3弾をお届けしております。前回の記事はこちらです。

しかしまあ、なんですなぁ。

高度医療というのは、当たり前の話
とっても高い技術が使われている。
アナログでいて田舎モノの作者には、
非常に刺激的な ひとときがやってきた。

20071030_1
ぼくの、頭の中ですよ

診察室にはPCが設置され、
飼い主には専用の液晶が、頭上から降り注ぐ。



まず先生と作者の二人で、今回の結果について話し合った。

【MRI撮像結果】
・腫瘍などは見当たりませんでした
・脳は左右対称で、水痘症もありません
・脳炎の形跡も、撮像では見当たりません

【脳炎に関する検査】
・脳脊髄液は、採取できました。
 詳細結果が判明するまで1週間程度要します。
 (おそらく脳炎ではない様子)

ということで、いろはの病名は
『特発性てんかん』
平たくいうと、「原因はわかりません」であった。

ああ、やっぱりね。
発作としては、症状が軽いもの。
ある程度予測していたので、まあ納得だ。

それに、水痘症等ではなかったのだから
とりあえず 急を要する事態ではない。
それがわかったので、よしとしようではないか。

ちなみに「てんかん」の治療方法は
抗てんかん薬の投与である。
このお薬、いろはには使用できない。
例えば
月に4~5回起こる発作を、1回に抑える。
抗てんかん薬というのは、そういう薬だそうだ。

月1回も発作が起こらないので、
てんかんに対するいろはの治療方法は
「要経過観察」のみである。


さて。
爆弾探しに一応の決着をつけ
珍しい近代的な画像に
「ほーほー」と感心するばかりの飼い主に
先生は、こんなことを切り出した。

「そんなことより
いろはちゃん、他のフレンチと比べても鼻孔が小さいです」

そうそう。
先生は朝もそんなことを言ってたっけ。
飼い主としては、大きいとは思わないけど
特に小さいなんて 正直気にも留めなかった。

「いろはちゃんが他の仔に比べて
すぐにチアノーゼを起こしやすいとか、
毎日吐気でガーガー言ってしまったりとか、
それらは呼吸異常によるものと考えられます。
そうなると、この鼻孔の小ささが関係しているのでは。」

とりあえず、全身麻酔から覚めたばかりの今
じゃあ 鼻孔広げてくださいと言うわけにもいかない。
本当に手術が必要かどうかも、判断がつかない。
この件に関しては、かかりつけの病院で要相談ということになった。

そう思って、他フレンチの鼻の穴に注目してみると。
いろはの鼻と違う…
っていうか、いろははチビの頃に比べ
鼻孔が小さくなっているではないか?!
確かに現在のいろはのソレは、小さい。小さすぎる。
そんなこと、誰も言わなかった(複数病院にいってたけど)。
これは、まあまあ衝撃の新事実だ。

とりあえず、先生にお礼を言って
待合室で いろはを待った。
新しいこの病院は、本当にピカピカ。
待合室の飼い主さん達も、心なしかセレブに見える。

大好きなお姉さんに連れられ、いろははやってきた。
飼い主の姿を見つけるや否や
お姉さんを引っ張り倒し、大騒ぎである。
朝別れたばかり。普段の留守番よりはるかに短い時間であった。
が、しかし。
何十年ぶりの再会?な感激っぷり(犬が)。

飼い主に飛びつくわ、嘗め回すわ、匂うわ、泣くわ(すすり泣き)
情けないったらありゃしない。

お姉さんの
「いろはちゃん、とーってもいいこだったんですよぉ」
という台詞が虚しく待合室に響く。

おそらく、周囲が全員
「ウソをつけ」と心の中で突っ込んでいることであろう。

まったくコントロールの効かない犬に振り回され、
大幅に恥をかきながら、お会計を済ませた。

20071030_0
ははうえ、どこいってたですか?

もちろん、帰りもチャリだった。
いや、おまえは確かにがんばったよ いろは。
でもさー。
泣くことないじゃん。
帰り道、背中からは いろはのすすり泣きがまだ聞こえる。
飼い主の背中に しっかりともたれて甘えながら。

鼻の穴より、こっちが問題だなぁ。
真っ赤な夕陽が、目に染みた。

唯一の救いといえば。
頭を刈られたその跡が
異様に笑いを誘ったことであった…
20071030_2
病院は、クツジョクの場所ですよ。

多くの皆様から、ご心配と応援のメッセージをいただき
本当にありがとうございます。
発作はまた起こるでしょうし、新たな課題もありますが
何とか 平穏に過ごしております。勇気と元気をありがとうございました。



追伸。お金のこと。参考になればと。
(庶民の目玉が飛び出ました)
初診料 … 5,250
採血料 … 1,100
一般血液検査料 … 4,500
血管確保留置料 … 2,300
MRI撮像料 … 42,000
CSF採取料 … 5,500
CSF検査(細胞数、分類、蛋白量) … 2,500
CSF検査(抗アストロサイト抗体) … 3,500
※アニコム健保負担 … -10,000
合計 ¥56,650


スポンサーサイト

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://168mania.blog19.fc2.com/tb.php/221-a689d1d2
この記事へのトラックバック



上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。