スポンサーサイト

--年--月--日 --:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ふたつの誤飲(後編)

2007年04月30日 01:06

台所用ヌメリ取り剤は、本体が1個ビニールの外装に入っていた。
スーパーで購入したものを、そのまんまカバンへ入れっぱなしにしていた。

そのカバンを無造作にリビングの椅子へ置いたまま、作者が長い外出をしたときに
いろはは柵から脱走。
たまたまヌメリ取り剤が、ヤツの大好きな「オレンジの香り」だったため
きっと、ヤツの好奇心を刺激したに違いない。

20070430_1
ぼくは、悪くありませんから~(涙)

しかし、それは外装をかじったが開封して丸呑みという悲劇には
至らなかった。きっとまずかったのだろう。
袋は開封されておらず、よくよく見ると歯形が確認される…といった状態だ。

帰宅した作者の目に飛び込んだのは、座椅子で悠々と眠りこける犬だった。
座椅子の下からブツを発見すると、作者は穏やかな口調で
寝ぼけまなこのいろはに訊ねた。
「ねぇ、いろは君。これ何だろうね?」
眠気も吹っ飛んだ犬は、即座に土下座(フセ)体制に入る。

「ハウスしてお留守番だよね。どうしてここでねんねしてるのかな。」
狼狽し、腹を見せる。
言葉が通じているかは定かでないが、飼い主の怒りを察知するくらいは
犬には簡単だろう。
「ハウス」というキーワードに、慌ててハウスして見せたりもしたが
飼い主は決して、許してくれなかった。

20070430_2

念のため、絶食をしていただき作者は観察に入った。
約12時間の留守中、いろはがいたずらをするのは
飼い主が出かけてすぐだと思われる。
サザエさんのエンディングよろしくハウスへ飛び込んだくらいだ。
いろはは、元気なのだろう。中毒症状が出るとすればとっくに出ているだろうから
まあ大丈夫だろうと思った。

だが、外装についた歯形の穴からは、ヌメリ取りの粉が出ていた。
普通オレンジの香りの粉が出てくれば、犬は舐める。
その後深夜1時半ごろから、リバースタイムが始まった。
食餌は抜いているので、液体のみ。朝までに5回ほど。

翌朝、少々げっそりしていたが
食欲はあるようなので、餌を少しだけ与えてみた。
30分後それはリバース。

20070430_3

すると間もなく、予期せぬ事態が起こった。
なんだかいろは、ソワソワしている。
見ていると、「ンコをしたいのにできない」事態に陥っているようだ。
ようやくウンチング体勢に入ったが、ブツが出てこない。
意を決した作者は、尻の穴に指を突っ込み引っ張ってみた。

出てきたのは、第一の誤飲物ドッグエッグらしきものだ。
なぜかヌイグルミに入っているような綿(繊維)が大量についてきた。
これが引っかかって出てこなかったらしい。

いろはのリバースは、いったいどれが原因なんだ???
混乱しつつも
①噛み付いたヌメリ取り剤
②朝リバースしたブツ
③不思議な排泄物
以上を持って、病院へ向かった。

病院は「中毒センター」へ連絡を取るという。
そんな施設があるのかと関心し、①の毒性を調査してもらった。
結果、非塩素系で毒性はかなり低く誤飲しても大事には至らない
優しい成分でできていることが判明。
これには、一同苦笑い。
また、リバースしたブツに例えば血が混じっているとかいう状態なら
かなり胃の状態が悪いことが推測されるが、②は真っ白+フードのみ。
ただし、お世辞にも体に優しいとは言えない物体なので
点滴処置となったわけだ。吐気を止める薬も投与された。

それで③についてだが、これには先生も首を傾げておられた。
「ヌイグルミとか食べてませんか?」と質問された。
いくらいろはが、誤飲大魔王だからと言って
それは断じてない。。。ないはずだ…。

20070430_4

帰宅した作者は、ボールの製造元へ電話をしてみた。
非常に感じの良い男性が、応対してくれた。
ボールの中には、以前繊維質のものが入っていたという。
最近になって品質改良されたので、最近製造したボールには繊維はなし。納得。
事情を説明すると「申し訳ありません。ワンちゃんの具合はいかがでしょうか。」
と、担当者は詫びた。
与えた飼い主が悪いのだから、この人が誤る筋合いはない。
作者は、丁寧にお礼を述べ ひとまずほっとしたのである。

ただし、この第一の誤飲に関しては
どうしても付け加えたいエピソードがある。

翌日もボールが排泄された。
それが、本当にびっっっくりするほど大きかったのだ。
通常、ゴム製のボールが胃に入ってしまえば
まず膨張すると考えるのが、常識的なようだ。
「ボールは萎む」という部分だけを、勝手に解釈していた作者だが
いろはの胃でも、ボールは相当膨張していたと言える。

40日をかけて、どでかいボールは分解し
そうして、ほぼ全てを数回に分けて排出した。
尻から出てきたのだから、ボールは確かに萎んでいる。
でも、萎んだ物体を伸ばしてみると推定5倍は膨張していたことが確認できた。

同じようなボール誤飲体験オーナーさんから「うちは開腹した」
という報告をたくさん頂戴していた。
マニュアルどおりいけば、開腹するのが当然なのだと思う。
たまたま、いろはの担当医が腹を切らないという手段を尊重したまでだろう。

『犬の胃で、ボールはどれだけ膨張するか』
何の役にも立たない実験を40日かけて体験してしまった。
ついでに『某社のヌメり取り剤の毒性はどのくらいか』も。

こんなくだらない実験は、経験しないにこしたことはない。
『犬に誤飲を絶対にさせない方法』←こっちを研究する方が断然よい。

誤飲撲滅と、もうひとつ。

訴え中
by 168

眠っているならと、側を離れた途端ゴソゴソと起き出す。
いないとばかり思っていたら、座敷藁氏は足元に…。
課題は山積みだ。

落ち込み 結局、点滴後リバースはおさまり 異物排泄物語も完結いたしました。
毎度お騒がせをいたしまして申し訳ありませんでした。




スポンサーサイト

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://168mania.blog19.fc2.com/tb.php/187-fa004833
この記事へのトラックバック



上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。